1998-06-16 第142回国会 参議院 予算委員会 第20号
○国務大臣(小里貞利君) 地方支分部局の改廃についてあるべき姿をきちんと今要約いただいたと思っております。しかも、地方支分部局と私どもは単純に申し上げますけれども、本当に現状の地方支分部局の実態、これを各省庁ごとに一通り点検してみましたが、大変な数に及んでおります。
○国務大臣(小里貞利君) 地方支分部局の改廃についてあるべき姿をきちんと今要約いただいたと思っております。しかも、地方支分部局と私どもは単純に申し上げますけれども、本当に現状の地方支分部局の実態、これを各省庁ごとに一通り点検してみましたが、大変な数に及んでおります。
○国務大臣(小里貞利君) 大臣の数はもう御承知のとおり現行二十でございますが、これを十五から十七程度にいたしたい。そういう一つの原則を決めていただきましたから、これから総理大臣、すなわち本部長を中心に検討いたしまして、そしてしかるべき数値を策定する、こういう仕組みになっております。
○国務大臣(小里貞利君) 決して、独善で一方的に決められるべき性質のものではございませんから、これだけ国民公開の論議のテーマにもなっておりますから、皆様方のうなずきをいただける、納得をいただけるような方策もこれからよりよく検討しなけりゃいかぬ、さように思います。
○国務大臣(小里貞利君) 先生も御承知いただいておるところでございますが、行政監察局は行政の実態あるいは問題点を実証的に把握いたしまして、そして改善を勧告いたしてまいっておるところでございますが、特に政府部内におきまする自己改善機能としての役割は果たしている、そういう判断をいたしております。
○国務大臣(小里貞利君) おっしゃるとおり、その範囲でございます。
○国務大臣(小里貞利君) 先ほど厚生大臣の方からお話がございましたような趣旨を十分参考にしながら推進本部の構成も進めていくべきであろう、さように思っております。
○国務大臣(小里貞利君) それはどういう意味でしょうか。もう一回ちょっと。済みません。
○国務大臣(小里貞利君) 政務次官の問題であろうと思うのでございますが……
○国務大臣(小里貞利君) まさに四つの項目の中におきまして、劣らず重要な一つでございます国民の主体性の尊重云々のお話でございますが、経済構造改革、財政構造改革あるいは社会保障構造改革、教育改革など、行政改革に限らず本内閣が進める諸改革に共通する大前提でございます。そのような十分な認識のもとに対応をいたしたものでございまして、御理解をいただきたいと思います。
○国務大臣(小里貞利君) 概括して申し上げまして、行政改革会議の本会議だけでも五十数回に及んでおりますが、基本的にただいま先生がお話しになったようなことが一つのテーマとして議論されたということはない。しかし、そのような一つの展望もお互い一つの念頭に置きながらあるいは議論があったのかなと、そういう感じでございます。
○国務大臣(小里貞利君) 昨日の参考人の一節を取り上げてのお話であると思うのでございます。若干私もそれは聞いていたところでございますが、いわゆる極めて常識的な、そしてまた先ほど先生がお話しになるようなことも背景にしながら考えますときに、当然注意するべきこと、参考になることを聞かせていただいたな、そういう感じですね。
○国務大臣(小里貞利君) もうしばしば申し上げておりまするように、失業という概念が雇用のその明文の中に、背景にきちんとあることを御確認いただきたいと思います。
○国務大臣(小里貞利君) きちんと今申し上げましたように、雇用行政については基本的に確保いたしますよということは明文化いたしております。
○国務大臣(小里貞利君) 私の短い経験から申し上げまして、巷間ただいま議員がお話しになるようなことを聞かないでもございませんけれども、実際その機関の責任者として対処いたしました経験から申し上げまして、今若干憂えておいでになるような一つの欠点と申し上げましょうか、支障は感じておりません。
○国務大臣(小里貞利君) ただいま議員の方から御指摘ありまするような、かりそめにも、そのようないたずらに地方支分部局の権限が強化されたからとて、そこに権限の乱用なり、あるいは地域の実情に逆らうような政策あるいは執行が出てきては大変なことになるわけでございますから、今次の中央省庁等改革基本法あるいは行政改革の趣旨を貫徹するよう、かつまた政策立案機能を本省が持ちますよというものの、十分それらのことについては
○国務大臣(小里貞利君) では、私の方から短くお答え申し上げますが、真に重要な必要な分野には、本来の根本的削減計画もあることだけれども、やはり需要に応じて配慮するべきではないかと、金融監督庁を一つの例でお話がございました。私どもは、真にやむを得ざる分野に対しましてはそのような配慮が必要である、さような基準で対応してまいりたいと思っております。
○国務大臣(小里貞利君) ただいま議題となりました中央省庁等改革基本法案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 我が国の行政システムは、戦後、経済を効率的に発展させるという明確な目標のもとでは有効に機能してきましたが、近年、これまでと異なるさまざまな課題に直面し、限界を見せつつあります。
○国務大臣(小里貞利君) 公務員倫理の問題に関しましては、御承知のとおりでございますが、公務員倫理規程で私どもは公務員の驕奢あるいは汚職などは根絶できるもの、さように確信をしてまいったのでございますけれども、御案内のとおり、昨今の不祥事の頻発はまことに遺憾でございます。
○国務大臣(小里貞利君) 公共事業のいわば効率性、簡素化を求める、そしてこの機会に国や地方団体の公共事業にかかわってきた分のいわばけじめ、負担区分についてのお話であろうかと思うのでございますが、今、議員のお話をお伺いいたしておりまして、私は原則的にその趣旨には賛成でございます。
○国務大臣(小里貞利君) 三点についてお答え申し上げますが、ただいまの総理答弁と若干重なるところが質問の関係でございますから、お許しをいただきたいと思います。両方にお尋ねでございましたので、御了承願います。
○国務大臣(小里貞利君) 二点についてお答え申し上げます。 まず、イギリスの事例に即してのお尋ねでございますが、今回の中央省庁等改革においては、御指摘のイギリスのエージェンシー制度も参考にいたしまして、我が国の法制度などの実情に即し、業務の効率的、効果的な運営が十分に図られる仕組みとして、独立行政法人制度を創設することといたしたところでございます。
――――――――――――― 一、趣旨説明を聴取する議案の件 行政機関の保有する情報の公開に関する法律案(内閣提出) 行政機関の保有する情報の公開に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案(内閣提出) 行政情報の公開に関する法律案(北村哲男君外五名提出) 趣旨説明 国務大臣 小里 貞利君 提出者 北村 哲男君(民主) 質 疑 者 時 間
○国務大臣(小里貞利君) お答え申し上げます。 電子的手段による情報提供についてのお尋ねでございますが、行政情報の公開を総合的に推進する観点からは、開示請求権制度の整備とともに、積極的な情報提供も重要と認識いたしております。特に、近年の情報通信技術を活用した電子的な情報提供は、その主要な手段であります。
国務大臣小里貞利君。 〔国務大臣小里貞利君登壇〕
○国務大臣(小里貞利君) 中央省庁再編を中心にいたしました当面の行政改革、そしてその基本的目標、理念あるいは手続等につきましては総理大臣の方から今あらましお話をいただきました。特に今お話しの、中央省庁再編作業の極めて限られた時間内におきまする逼迫した膨大な作業等を考えながらどのような決意で臨むかというお尋ねが一つあろうと思う次第でございます。
○国務大臣(小里貞利君) もろもろ御指摘をいただきました。それぞれ経験者でもあられる、政府、官僚、行政の大変経験のあるお立場としていろいろ造詣の深いところをお聞かせいただきました。 それらを十分参考にさせていただきながら、先ほども申し上げましたように、今次の倫理法の作成に当たりたい、さように思っております。
○国務大臣(小里貞利君) 極めて大事な要素の一つを御指摘いただいておると、そう思います。それらも十分参考にいたしながら、今提案申し上げておりまする中央省庁改革について国会の意思を決定していただきましたときには、きちんとかみしめて当たらなけりゃならぬと思っております。
○国務大臣(小里貞利君) 御発言の趣旨にございますように、確かに弾力性のある、重厚味のある一つの対応を必要とする施策である、そう思っております。十分参考にしながら対応させていただきたいと思います。
○国務大臣(小里貞利君) 私に対する質問の第一点は、ただいま総理の方からもお話がございましたから重複は避けるつもりでございますが、議員は、要するに地方やあるいは民間に活力を持たせるべきではないかというそのお話をなさったわけでございますが、私は原則的には、それは賛成でございます。
○国務大臣(小里貞利君) 中央省庁の再編はただ単に看板のかけかえだけに終わっちゃいかぬぞ、いわゆる国の権限や仕事を大幅に厳粛に整理してかかる必要がある、そういうお話でございますが、まさに御指摘のとおりであります。
国務大臣小里貞利君。 〔国務大臣小里貞利君登壇〕
――――――――――――― 一、趣旨説明を聴取する議案の件 中央省庁等改革基本法案(内閣提出) 趣旨説明 国務大臣小里 貞利君 質疑通告 時 間 要求大臣 牧野隆守君(自民) 十分以内 総、総務、法 鳩山由紀夫君(民友連)十五分以内 総 冨沢 篤紘君(和) 十五分以内 総 江崎 鐵磨君(自由) 十五分以内 総、総務 松本 善明君(共産) 十五分以内
○国務大臣(小里貞利君) お話をお聞かせいただきまして、私の感じを申し上げる次第でございます。 お話しのとおり、昭和五十三年に始まりまして、相当な歴史も持っております。
○国務大臣(小里貞利君) まず、政府といたしましては、御承知のとおり、一年有余かけまして行政改革会議を中心にして真摯な、しかも集中的検討をいただいたと思っております。その間に、国会、各党の御意見なども直接、間接承ってまいったと思っておるところでございますが。それらを集約いたしまして、いわゆる中央省庁等改革基本法案を国会にお諮りいたしております。
○国務大臣(小里貞利君) 一つは、先ほど政府の情報という先生がおっしゃった視点も非常に大事でございますが、また事実上の問題としていわば政府の道具という感じでもって申し上げた次第でもございます。
○国務大臣(小里貞利君) まず、前段の方でございますが、先生おっしゃったように、これは安全性そして居住性も大事でありますが、この際、きちんと本当にそのとおり期待にこたえてくれたと言われるほどの船舶を選択しなさいと、けさほども大分議論をいたしたところであります。古い船の写真は持ってきておりますけれども、新しい船の計画は先ほど申し上げたとおりでございまして、御了承いただきたいと思います。
○国務大臣(小里貞利君) まず、貴重なビザなし交流の御経験のある先生からの具体的な御提言でございますが、まさにそのように私も承っております。殊に従来は三百五十四トンという、率直に言いまして極めてトン数の小さい船だったんだな、そういう感じを持ちます。
○国務大臣(小里貞利君) まず、先生もこのビザなし交流の御経験をいただいておりまして、それだけ具体的実感としていろいろ御提言いただいておるところでございますが、御承知のとおり、この交流が日ロ間の親近感、あるいはそのほか国交回復に向かってのお互いの理解を深めてまいっておりますこともお話のとおりでございます。
○国務大臣(小里貞利君) 先生の方からもお話がございましたように、これはもう私どもとしては政府全体のものとして取り組んでいかなければならない問題である、さように認識をいたしております。
○国務大臣(小里貞利君) 先生のお尋ねに的確にお答えできるかなと思う次第でございますが、申し上げるまでもなく、国民一人一人が行政情報をとって、そして国民一人一人がこれを吟味、評価できるようにするのが主なる具体的目的であると思います。
○国務大臣(小里貞利君) 防衛庁の省昇格問題については、端的に申し上げまして、行政改革会議の次元を超えたいわゆる我が国安全保障政策の基本である、そういう基本に立ちまして、高度な政治の場において判断するべき問題ではなかろうか、そういう一つの観点を確認いたしました。特に、引き続き真摯な協議を行わなけりゃならぬ、それは政治の場でございますよ、そういう一つの整理をいたした経緯がございます。
○国務大臣(小里貞利君) まず、特殊法人の債券発行業務のあり方につきましては、先ほども一部建設大臣の方から御説明ございましたように、所要の見直しが具体的にその後進んでいる、そのように承っております。 なおまた、私どもの立場から申し上げますと、それらの所要の見直しあるいは精査の状況を見詰めながら今後対応をしていきたい。
○国務大臣(小里貞利君) 法律で規制するべきものがどういうものであるのか、この基本的な検討が一つあります。それから、規制の範囲について検討をすることが一つあります。それから、同じく規制の内容について議員が今若干お触れになったようでございますが、そのようなことも含めまして今真剣に検討を進めておるところでございます。
○国務大臣(小里貞利君) どうも失礼いたしました。 政府部内に公務員倫理問題に関する検討委員会を設けてとただいま総理の方からお話がございましたが、そのとおりでございまして、先ほど私はあるいは公務員制度調査会と申し上げたかと思うのでございますが、さよう訂正をさせていただきます。
○国務大臣(小里貞利君) まず、高度な判断に基づく戦略的な外交を展開する、あるいはまた各国首脳レベルとの直接の対話も即座に対応ができるという、いわば機動的な外交の展開というものを可能といたしますし、また私どもはそこに大きな期待をいたしておるところでございます。
○国務大臣(小里貞利君) 法制上のことは必要があれば後ほどまた事務方から申し上げますが、結論として言えば先生の方から後段で整理いただいたとおりだと思うんです。実態論としてはっきり申し上げますと、その関係機関の言うなれば内部の意思の決定を行う、あるいは事実行為を行うことを定めているのであって、政務次官そのものの名において、みずからの名において国務大臣としての職務を行うことはできない。
○国務大臣(小里貞利君) 官房長官の方からお話しいただきましたかたい決意で、ぜひ今次国会で御審議をいただき、最終的には御採決をいただきまして、そして国家の意思を明確に示していただきまするよう心から念願を申し上げる次第でございます。